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貴金属の豆知識

町太郎、ブログはじめます♪今回は金属アレルギーについてのお話

皆さまこんにちは。
このジュエリーチャンネル公式サイトと、ジュエリーチャンネルフリマ店長の町太郎です。
2023年も無事に新年度を迎え、気持ちも新たに「皆さまのお役に立てるであろう情報」を発信するブログ(machi blog/マチログと呼んでください)に挑戦することにいたしました!
マチログに書きたいお話はたくさんありますので、お付き合い頂けますと幸いです。

第1回目は金属アレルギーについてのお話です。

 

「私、金属アレルギーだからピアスは……」

皆さまはピアスやネックレスを付けるときに金属アレルギーの心配をされる場合があると思います。
金属アレルギーといっても範囲はとても広く、様々な金属に分かれているのが現状です。
一番有名なのがニッケル(Ni)ですが、実は日本人で一番多いのは水銀(Hg)なんです。
ただし、水銀は魚などの食品接収により体内に蓄積といった現象などで、装飾品に使われることはないのでここでは省きます。
ジュエリーやアクセサリーの表記でよく見るニッケルフリーですが、欧米で幼児向けのおもちゃにニッケルを使ってはいけない、といった規制が始まったあたりから一般的になってきました。
ニッケルは硬度が高くメッキの下地処理に最適なので長くメッキ用に使われてきましたが、昨今の規制により今はだいぶ少なくなりました。

ニッケルと同等に多いのがコバルト(Co)、スズ(Sn)です。
コバルト、スズなどはその金属単体で使われることは工業以外ではほとんどなく、合金の材料として使われるのが一般的です。
ですので普通に私たちが金具やドアノブなどを見てコバルトやスズが含まれているかどうかを見分けることはできません。
何かアレルギーを疑う場合は日常品の金属部分を確かめてみるのも一つの方法かもしれませんね。

次いでパラジウム(Pd)、クロム(Cr)、銅(Cu)と続きます。
このあたりの金属になると貴金属の合金に使われますので、私たちの身近にあります。
純金や純プラチナなど純地金以外の貴金属はすべて何かしらのこれらの金属で割られているといっても過言ではありません。
プラチナ(Pt)や金(Au)などの高価な貴金属でもアレルギー反応を起こす方が数パーセントいらっしゃいます。

そのほか亜鉛(Zn)アレルギーなど多種にわたっていますので、心配な場合は一度病院で金属パッチテストなどを受けてみることをお勧めします。
そのうえでご自身の金属アレルギーを明確に把握されましたら、ピアスやネックレスなど、また楽しむことができるかと思うのです。

第1回目のブログは思い切り真面目に取り組みました!
画像は茶トラのスタッフ、ジーニーとの春夏新作ジュエリー打ち合わせの様子です。
皆さまにお気に召して頂ける商品をご用意できるよう、がんばります♪