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佐藤珠代のよもやま話

佐藤珠代のよもやま話~最近の純金ジュエリー事情その2~

皆さま、こんにちは。
マチログ(machi blog)3回目を担当するジュエリー業界40年以上の佐藤珠代です。
今回も前回に引き続き、今注目の「金」のお話です。

インゴットとしてある金は、純度9999の純金つまり24金ですが、身に着けるジュエリーとしては18金(18/24つまり75%が金で、残りの25%に他の金属を入れ加工しやすくしている)とか、14金、最近では10金などもたくさん出ています。
純金は柔らかく、ジュエリーに加工するのはとても難しいことから、18金などにしていましたが、最近は本物志向や財産志向が強く、ジュエリーにも、より高純度のものが求められるようになりました。

そこで日本の優れた技術により、ジュエリーにも純金、純プラチナなどのピュアメタルのもので、おしゃれなデザインのものもでてきました。20年くらい前は、純金ジュエリーといえば喜平やスクリューといった、パーツが分厚く無骨な感じのネックレスなどがせいぜいでしたね。


以前は金価格が安かったこともありボリューム志向でしたが、最近は高騰が続いており、あまりにボリュームを求めすぎると手の届かないジュエリーになってしまいます。

工夫を重ねて、以前ではとても考えられなかった繊細なものや機能も加味されたものもできるようになりました。
やはりキラキラと輝くジュエリーが人気のため磨きをかけたいのですが、純金の場合は柔らかく、まるで粘土を光らせるような苦労があるわけです。

そこは日本の技術力で様々な工夫をして、純金ならではの濃い山吹色が際立つものができるようになりました。
美しい輝きのミラーボールや、繊細なチェーンやパーツなどができるようになり、これが純金なの?と思うようなものが開発されています。

でも、まだまだ量産は難しく、一般市場に出るのはほんのわずかと言えます。限られたチャンネルなどで紹介されているので、興味のある方は探してみてはいかがですか?

私共もピュアメタルジュエリーの開発には力を入れており、かなり輝くものもできるようにはなっていますが、まだまだ進化中というところですかね。

最近は、また金貨のペンダントなども人気になっていますから、純金の金貨に合わせて、純金のチェーンなどを合わせても素敵ですよね。
まさに身に着けることができるおしゃれな財産ですね。
インゴットでは、しまっておくだけですから、ジュエリーとして美しいゴールドを楽しんでもらえたら、ジュエリーたちも喜ぶと思いますよ。
ジュエリーは着ければ着けるほど、馴染んで似合ってくると思いますから。
それに本物の金を付けていると自信も湧いてきますよね。
でも、最近は物騒な世の中ですから、流行りの繊細なタイプをさりげなく着けるのもいいかもです。

ゴールドとプラチナのコンビ、仲良く休憩中~